わくわく木版画

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木版はがき:ミニトマト


木版はがき「ミニトマト」  工房ゆうホームページ http://kobo-yuu.kir.jp

150円

 久しぶりの、ほんとに久しぶりのブログです。
 年明けから今年は調子が出なかった。もともと弱点の喉・鼻が正月明けから妙に調子が狂った。犬のように鼻が渇いて詰まる。喉は、痰が詰まったように息苦しく、頭が重く、じわ〜んと気が遠い。

 子供のころから冬になると鼻の調子が悪く、蓄膿症状が起こってぼんやりと意欲が減退していた。20代前半にも久しぶりの中耳炎にオタオタし、明け方から耳鼻科に電話して出向いたら「可愛い坊やが来るかと思ったら、熊だった!」なんて、言いたい放題のこと言われても、反撃の気力は湧かなかった。

 しばらくそんなこと忘れて暮らしていたのに、今年は急に調子が狂ってきた。ものすごくひどいわけではないが、体調いいわけでもなく、どろんとした気分のうちに瞬く間に月日だけが過ぎていった。寒気と乾燥にはもともと体がついていかないようだ。春もまた陽気が異常だった。いつまでも空気が冷たく、4月になっても体調は改善されなかった。6月に入るころになって、ようやく暖かくなり、徐々に体のことが気にならなくなった。

 そんな訳で、ようようブログに向かう気力が出てきたところです。やっぱり俺って、ピテカントロプスエレックス? だったんだな。夏の方がずっと元気でいられる・・・と思いながら。で、取り出したのが「ミニトマト」でした。やはり、赤い色は元気の源です。さあ、頑張ろうという気持にぴったりです。

 とても単純な版です。ミニトマトの丸い形に、ピカッと光るトップライトを彫り込んだのが基本の赤版。それに立体感をつけるための陰影の赤紫版を重ねます(摺り順はこちらが先ですけれど・・・)。最後に緑版でガクを付ければ出来上がり。赤と緑は補色(真反対の色味)の関係なので、色彩的にコントラストが付き、赤はより一層赤く見えるという色の原理です。

 野菜が人気の昨今ですが、トマトは特に一年中人気ですね。ミニトマトもプチとかミニとか呼ばれていますが、かつては決まった品種しか出回っていなかったのに、最近はびっくりするくらい多品種です。テレビの受け売りですが、トマトは何百種類という品種が市場に出回っているのだそうです。そういえば、買い物の店が変わると、売っているトマトの品種が変わる。そんな感じがしないでもありません。

 さ、最後にちょこっと宣伝です。これまで中途半端な工房ゆうのホームページでしたが、このところだいぶ改造されてきました。現在のスカイツリーより高くなっている出来栄えか、と思います。リンクからのぞいてみてくださいね。